THE BIG YEAR
土曜日 モーガンオーナーのT.Kさんがビン片手にやって来た。 " 10年前に箱買いしといた1977年のポートワインが30年経って、そろそろ飲み頃だと思ってネ、箱開けしたからー本お裾わけ ″ ゛ この`77年はBigYear( 当たり年 )だから多分いいと思う。 ヴィンテージポートはブランデーのように飲むといいヨ。 葉巻なんかでネ〝 などと言ってテーブルにドンと置いた。 私もかなり酒飲みだが、ガブ飲みタイプである。 つまり安酒飲みだ。 そのオヤジにVintageの当たり年ポートワインは適当でナイ。 この前の冬はやはり30年もののスコットランドのウイスキーをやはりドンと置いて、 ″ 何処かで上等な牡蠣を手に入れてきてサ、曇ったスコットランドの海で今、洗ったつもりで ズルッと喰う ! スグさまこいつを グビッと飲る。・・・ ハハハッ!・・・だろ ” その度に、安酒飲みには勿体無いからいいと割と本心でいうのだが全く耳を貸さない。 < 本音を少し言うと、気楽に飲むのが好きなので いい酒はどうしても多少かしこまった緊張感を伴うのが苦手なのダ >
今回も 全く耳を貸さないで 続ける ″ 英国てのは気温が低いけど湿度が高い国でしょ。 だからワインを眠らせて育てるには良いところなんだな。 地下を掘ってセラーを作ればそれでオシマイ。 知合いの教授に庄屋の家柄のがいるんだけど、そいつのワインセラーなんて デッカクてさ暗い中にワインがー面ホコリを被っていて、昔の映画かなんかに出てくるお化け屋敷のようだぜッ。 そんなジイさんが仕入れたワインを孫が飲る。その孫の仕入れたワインはその先の孫が飲む。前にここでも聞いたナ、ジイさんのヴィンテージスポーツカーを子供が受け継いで、孫が今持っているなんて家もアルって。英国ッて何かそんなんなんだな だからサッ、そういう国で30年前に仕込んだ酒を ありがたく抜く 、 良い時代のめぐり逢わせを感じて飲む グワッ ! 旨い !と思う。 そんなんでいいんじゃネェーか ″
なんとなく? 納得して、 ありがたくいただくことにした。
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